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Clash /klæʃ/ · 名詞 · オープンソースプロキシクライアント 全プラットフォームクライアントのダウンロードと設定百科

本サイトは百科事典の体裁で Clash エコシステムを解説します。5 大プラットフォームのクライアント配布、mihomo コアの設定方法、ルールベース振り分けプロキシグループの使い方、各プロキシプロトコルの選定ガイドまで。全項目とも事実と使い方のみを記述しています。

プラットフォーム入口 PLATFORMS
コア KERNEL
mihomo

旧 Clash Meta が改名した主流コア。設定構文は Clash と後方互換。

設定引用 CONFIG
ルールは上から順に評価され、最初に一致した時点で確定
- GEOSITE,cn,DIRECT
- MATCH,PROXY
ライセンス LICENSE
GPL-3.0

コアと大半のクライアントは GPL-3.0 で公開され、ソースコードは公開されており自由に検証できます。

図版 Ⅰ · ルールエンジン振り分け全図
MACHINA REGULARUM · 銅版エッチング
巻Ⅰ特性著録 · FEATURES

コア機能 6 選

6 つの項目で、Clash 日常運用における最重要機能を図版Ⅱ〜Ⅶとして整理しています。項目名をクリックすると詳解セクションが展開し、6 項目を通して読めば Clash の基礎知識を一望できます。

図版Ⅱ

事前定義したルールで各接続の振り分け先を決定:中国国内のサイトは直接接続、海外向け通信はプロキシ経由、広告ドメインは即拒否。すべてルールテーブルが自動判定するため、手動切り替えは不要です。

詳解 · EXPLICATIO

ルールベース振り分けの仕組みは「上から順に評価し、最初に一致した時点で確定」です。コアは rules リストを順番に照合し、最初に一致したルールが出口を決定します。マッチ方式は DOMAIN、DOMAIN-SUFFIX、GEOSITE、GEOIP、IP-CIDR など多岐にわたり、末尾には通常 MATCH ルールを置いて残りを処理します。並び順そのものが戦略であり、よく使う国内サイトを上位に置いて直接接続で高速化し、機密性の高いサービスは強制的にプロキシへ回し、広告ドメインは REJECT で直接ブロックします。実践例はルール分流の実践ガイドをご覧ください。

図版Ⅲ

複数のノードを 1 つのグループにまとめ、手動選択・自動速度測定・フェイルオーバーなどの戦略で単一の出口として扱う、ノード管理の中核機能です。

詳解 · EXPLICATIO

プロキシグループには主に 4 種類があります。select は手動選択、url-test は定期的に速度を測定して最も低遅延のノードへ自動切り替え、fallback は順番にフェイルオーバー、load-balance はグループ内で接続を分散します。プロキシグループは入れ子にできます。たとえば「自動選択」グループの上にさらに「手動指定」グループを重ねれば、ルールは最外層のグループ名だけを参照すればよく、後からノードを増減してもルールを変更する必要がありません。プロキシグループとルールの組み合わせ方はカスタムルール詳解をご覧ください。

図版Ⅳ

1 本のサブスクリプションリンクでノードとルールをまとめて管理:クライアントが定期的に取得・更新し、サーバー側でのノード変更も自動的にローカルへ反映されます。

詳解 · EXPLICATIO

サブスクリプションリンクは通常 Base64 のノード一覧、または完全な YAML 設定を返します。クライアントの「サブスクリプション」または「設定」ページにリンクを貼り付けて保存すれば、手動更新または定期自動更新が可能です。複数のサブスクリプションを併存させ、それぞれ異なるプロキシグループから参照することもできます。サブスクリプションアドレスは認証情報に等しいため、外部へ漏らしたり公開の場に貼ったりしないでください。導入と更新の具体的な手順は入門ガイドのステップ 2 をご覧ください。

図版Ⅴ

システムプロキシは OS のプロキシ設定に従う通信をクライアントへ引き込みます。TUN モードは仮想ネットワークカードで端末全体の通信を横取りするため、システムプロキシに従わないアプリも制御対象になります。

詳解 · EXPLICATIO

システムプロキシは OS の HTTP/SOCKS プロキシ設定を変更するだけなので、その設定に従うアプリだけがプロキシを通ります。一方 TUN モードは仮想ネットワークカードを作成し、レイヤー 3 の通信を直接横取りするため、UDP やゲーム、コマンドラインツールも振り分けルールの対象にできますが、初回有効化時にはネットワークカードドライバのインストール許可が必要です。両者は個別にも同時にも有効化できます。日常的なブラウジングはシステムプロキシで十分で、端末全体を制御したい場合や海外サーバーのゲームをプレイする場合は TUN モードを併用してください。

図版Ⅵ

内蔵 DNS モジュールが名前解決を引き受けます:nameserver と fallback が国内・海外ドメインの解決を分担し、fake-ip モードで初回接続を高速化しつつ汚染を防ぎます。

詳解 · EXPLICATIO

Clash の DNS 設定は、ドメインをどこで、どのプロトコルで解決するかを決定します。nameserver は通常のクエリを処理し、fallback は汚染された結果への対応を担い、ドメインごとに異なる上流サーバーへ振り分けることもできます。fake-ip モードはまず仮の IP アドレスを返し、接続確立時に実際の解決を行うことで、初回接続を高速化しつつローカル DNS のリークも防ぎます。各項目の意味とトラブルシューティングの考え方はDNS 設定詳解をご覧ください。

図版Ⅶ

Shadowsocks、Vmess、Trojan、VLESS、Hysteria2、TUIC といった主要プロトコルをいずれも読み込み可能で、回線品質や用途に応じて選べます。

詳解 · EXPLICATIO

各プロトコルには異なる設計思想があります。SS 系は軽量で汎用性が高く、Vmess と Trojan は TLS 偽装に強みがあり、VLESS はハンドシェイクを簡素化し、Hysteria2 と TUIC は QUIC ベースでパケットロスの多い回線でも安定した性能を発揮します。mihomo コアはこれらすべてに対応しており、クライアント側はノードを正しく取り込むだけで利用できます。各プロトコルの誕生背景、リソース消費、選定の目安はプロトコル参考ページで比較解説しています。

巻Ⅲ入門ステップ · QUICKSTART

初回接続までの 3 ステップ

入門ガイド全体の骨格はわずか 3 ステップです:クライアントを入れる、サブスクリプションを導入する、接続を開始する。ここでは概要のみを示し、詳しい図解手順は入門ガイドをご覧ください。

  1. クライアントをダウンロードしてインストール

    お使いのデバイスに応じてダウンロードページへ進みます。Windows はダウンロードしたインストーラーをウィザードに従って実行、macOS は dmg を開いてクライアントを「アプリケーション」フォルダへドラッグ、Android は apk をインストールするかストアから取得、iOS は App Store で Clash Plus をインストールします。各プラットフォームの項目には「第一候補」バッジが付いており、初めての方はそれを選べば問題ありません。

  2. サブスクリプションリンクを導入

    クライアントの「サブスクリプション」または「設定」管理ページを開き、新規サブスクリプションを作成して、サービス提供元から発行されたリンクをアドレス欄にそのまま貼り付け、保存後に一度手動更新を実行します。ノード一覧と振り分けルールがすぐにローカルへ反映され、以降は定期的に自動更新されるため再度貼り付ける必要はありません。

  3. モードを選んで接続

    クライアントのホーム画面で動作モードを選びます。「ルール」モードは振り分けルールに従って国内・海外の通信を自動判定するため日常使用に適しています。「グローバル」モードはすべての通信をプロキシ経由にするもので、一時的なトラブルシューティング用途に限定してください。続いて「システムプロキシ」をオンにし、海外のサイトへアクセスして接続を確認すれば、初回接続は完了です。

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巻Ⅳオープンソースの系譜 · OPEN SOURCE

プロジェクトの源流とコアの系譜

Clash は単体のソフトウェアではなく、オリジナル版、コミュニティフォーク、多数のクライアントから成る系譜です。源流を理解することで、今ダウンロードしているものの正体が見えてきます。

源流 · オリジナル版 Clash

Clash は Go 言語で書かれ、2018 年前後に公開されました。「ルールベースの振り分け」をクライアントの中核パラダイムとして確立し、1 つの YAML 設定でノード・プロキシグループ・ルールを同時に記述することで、国内・海外の通信を自動的に振り分ける仕組みを実現しました。オリジナルのリポジトリはアーカイブされるまでに数万のスターを獲得。2023 年末に原作者がリポジトリをアーカイブし、本流の開発は停止しましたが、その設定パラダイムはエコシステム全体に継承されています。

系譜 · Meta と mihomo

オリジナル版の開発停止後、コミュニティフォークの Clash Meta がコアの保守を引き継ぎ、その後 mihomo に改名しました。新しいコアは Clash の設定構文と互換性を保ちながら、VLESS、Hysteria2、TUIC といった新プロトコルや、TUN の強化、ルールセットなどの機能を次々と追加し、現在の主要クライアントが共通で採用するコア基盤となっています。両者の系譜関係と設定の互換性についてはプロトコル参考ページで詳しく解説しています。

エコシステム · 群雄割拠のクライアント

コアと UI の分離が Clash エコシステムの基本構造です。Clash Verge Rev、Clash Nyanpasu、FlClash、Clash Plus といった GUI クライアントはいずれも mihomo をベースに、UI 言語・サブスクリプション管理・対応プラットフォームでそれぞれ差別化を図っています。ダウンロードページではプラットフォームごとに著録し、現在も保守中のものとアーカイブ済みのものを明確に区別しています。

著録 · 本サイトの収録方針

ダウンロードページの各項目はバージョン一覧と連動し、上流の公開に合わせて更新されます。保守が終了したクライアント(Clash for Windows、ClashX Meta など)には「開発終了」の表示を明記し、アーカイブとしての収録に留め、新規導入ユーザーには推奨しません。本文は事実と使い方のみを記述し、出自不明の改変版は収録しません。

巻ⅤQ&A ダイジェスト · FAQ

よくある質問セレクション

よくある質問ページから検索数の多い 4 件を厳選して要点を先にお答えします。全問答は基礎知識、インストール・設定、使い方のコツ、トラブルシューティングの 4 カテゴリで整理しています。

初めて使うならどのクライアントを選ぶべき?

各プラットフォームとも Clash Plus を第一候補として推奨します。日本語 UI に対応し、サブスクリプション導入やルールベース振り分けもすぐに使えます。その他のクライアントとシステム要件はダウンロードページをご覧ください。

サブスクリプションリンクはどこに貼り付ければいい?

クライアントの「サブスクリプション」または「設定」管理ページを開き、新規サブスクリプションを作成してリンクを貼り付け、保存後に一度手動更新すればノードが読み込まれます。詳しい手順は入門ガイドをご覧ください。

クライアントを自動起動させるには?

多くのデスクトップクライアントには設定ページに「起動時に自動開始」のスイッチがあり、オンにするだけで設定できます。各プラットフォームの詳細やサイレント起動オプションはよくある質問ページをご覧ください。

DNS リークとは何か、どう調査すればいい?

DNS リークとは、ドメイン名解決がプロキシ経由の通信を回避してしまい、アクセス意図が漏れる可能性がある現象です。原因は nameserver・fallback の設定に関係することが多く、調査方法はよくある質問ページと DNS 設定詳解の記事をご覧ください。

よくある質問をすべて見る →